『いつか、届く、あの空に。』の体験版が公開されたようで。
プレイしてくださった方、どうもありがとうございます。
毎回、体験版におかしな仕掛けを盛り込むのが趣味の朱門です、こんばんは。
今回は自分なりにこれまでとはやや違う切り口で執筆してみたんですが、いかがでしたでしょうか。
同じ作家が書く以上、主人公というものはどうしても似通ってしまう──とはよく言われている事ですが、毎回、だからこそこれまでに書いた事のない主人公に挑戦しようと試みています。
主人公が変われば相手の行動に対するリアクションが変わり、同時にキャラクターそれぞれの持つ個性から引き出される要素が変わり、会話のテンポもまた変わってくる。
一つの出来事に対して主人公がどう感じるのかが変わればシーンごとに受ける印象が変わり、物語の流れもまた変わってくる。
結果として、作品の雰囲気もまた変わってくる。
執筆しながら、企画の意図とヒロインたちの魅力を引き出し易い距離感を手探りで模索しながら主人公を構成していくわけですが……やはり主人公とは己の分身。
主人公を構成する根っこの部分は、如何に作品が異なっても変わらないものなのでしょう。
今回はどんな結果になる事やら。
でも極端な主人公が二作続いたので、今回は楽しんで書けました。
皆様、どうぞ宜しくお願いいたします。